生命保険の見直しの必要性と押さえておくべき注意点

公開日:2023/05/15

保険の相談窓口 生命保険

大切な家族を守るために、加入しておくと安心な生命保険ですが、加入後、時間が経過するなかで、自身の環境や状況次第によっては内容の見直しを行うことが重要です。内容を見直さないことで、不利益を得る可能性もあります。今回は、生命保険の見直しを行う必要性と、年代ごとで押さえておくべき注意点に関して解説します。

入りっぱなしで大丈夫?保険も見直しが必要!

保険は、加入さえしておけば、万が一の際の備えとして安心といえますが、加入後も定期的に保険内容を見直す習慣をつけるべきなのです。保険とは、加入をすれば終わりではなく、ライフプランに合わせて都度変更し、本当に必要な内容なのかどうかを見直していかないと、損をする可能性が高いです。

加入当初は契約した内容で問題なかったものの、数年後の自分にとっては適した内容ではなくなっていた、当初の想定よりも保険金が少なかったなど、気づいたときにはどうしようもなかった、という状態にならないように、自身の現状と照らし合わせて、定期的に保険内容を見直す癖をつけることをおすすめします。保険を見直す際は、年代ごとで注意するポイントが異なるため、年代別でのポイントを解説します。

40代の保険見直しのポイント

40代は事において重要ポストにつく機会も多く、子育て面においても忙しい年代といえます。40代になると、マイホームを購入し、住宅ローンの返済に追われている人も多く、保険に加入した頃とは見える景色が変わりはじめたという声が多いです。見直すポイントは、収入と支出のバランスに問題があるかどうかを検討し、現在住宅ローンを支払っているかどうか、育児や保険更新による支出増をどう捉えるかによって、考え方は異なります。

住宅ローンには、団体信用生命保険(団信)への加入が必須の金融機関がほとんどなので、万が一死亡した際はローン返済がなくなります。住宅ローンを支払っている場合は、生命保険の死亡保障は減額するなど検討してもよいでしょう。

また、住宅ローンを支払っていない場合は、死亡保障は簡単に減額せず、もしもの際に備えるようにしましょう。子育てなど、支出が増えて生活が苦しい場合は、各種保険料を見直し、保険を優先するのではなく、日々の生活面での豊かさを優先することが重要です。

50代の保険見直しのポイント

50代になると、子育ても一段落する方が増えてきます。そのため、もしもの際の死亡保障を減額し、生活習慣病リスクに備えた医療保障へ比重を置くように、保険内容を見直すとよいでしょう。とくに、日本人の2人が罹患する恐れのあるガンへの備えは重要で、がん保険へのケアを考えることで、リスク回避につながります。

また、50代という年代は、女性に関して保険内容を見直すターニングポイントといえます。これまでは夫中心の保険契約内容で、妻側の保険内容は、最低限の内容で契約していた方も多いでしょう。しかし、年代的にも夫と同様の保険内容を検討するなど、内容を整理しておく必要があります。女性の方が、平均寿命が長いこともあり、夫よりも長生きするケースを考え、生活リスクに備えておくと安心です。

60代の保険見直しのポイント

60代は、仕事も定年退職し、収入が減少します。これまでの給与から、年金へと収入状況が変わるため、これまでのような保険料を支払い続けることは難しくなるでしょう。そのため、保険料の支出はシビアに考える必要があります。保険料を抑えることを検討し、死亡保障も最低限のものに見直しても、問題ないかもしれません。医療保障も、50代までに終身型に変更していない場合は、60代を機会に、終身型へ変更しておけば安心です。

また、定年退職した方は、退職金を利用して、一時払い契約を行うという方法もあります。途中解約時に、振り込んだ保険料に近い金額が返戻される一時払い終身保険や、一時払い医療保険という商品もあるので、検討する価値はあるでしょう。

保険の加入や見直しをするならどこに相談する?

年代ごとで想定されるテーマや、注意しておく点を、自分自身で的確に考えられる方は少ないのではないでしょうか。保険の新規加入や、契約内容の見直しを行いたい場合は、保険のプロに相談する方がよいでしょう。保険契約を行った代理店や、無料の保険相談窓口をたずねて、現在の状況や、今後想定される点などを気軽に相談してみることをおすすめします。年代によって想定される内容を、プロの視点から指摘してくれるので、新たな気づきとなる機会も多く、見直しを検討するよい機会になるでしょう。

まとめ

保険に加入したものの、加入した際の状況のままで、ほったらかしにしている人は非常に多いです。年齢を重ねるうちに、自身を取り巻く環境は変化しています。変化にそぐわない契約内容を続けていて、結果的に損をしていては、せっかくの資金がもったいないといえます。保険内容は、大きく年代ごとで見直しを行い、保険金の減額や、終身型への変更など、柔軟に対応する必要があります。もしもの際の保険ですが、今を生きるための資金面へ影響を与えていては、本末転倒といえます。現状をしっかりと見つめ、保険内容は定期的に見直しをかけることをおすすめします。

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