生命保険は不要なのか?メリットと入るべき人の特徴を解説

公開日:2024/01/15

生命保険

生命保険とは、予期せぬ事態に備えて、大勢の人が保険料を拠出しあい、もしものことがあった場合には、出しあっていた保険料から給付金を受け取る仕組みのことです。生命保険文化センターが行った調査によると、約8割の人が生命保険に加入しているという結果でした。しかし、実際に生命保険は必要なのかどうか、メリットなども含め解説します。

生命保険が不要と言われる理由

多くの人が加入している生命保険ですが、一方で加入する必要がないという意見もあります。どのような理由から不要と言われているのか、具体的に紹介していきます。

公的な保険である国民健康保険制度があるため

国民健康保険制度は、後期高齢者医療制度などの他の医療保険制度に加入していないすべての人を対象とした制度です。保険に加入すると健康保険証が発行され、病院や薬局で提示すると、医療費の自己負担額が軽くなります。

住んでいる自治体や所得など条件によりますが、一般的には70歳未満の人は3割負担、70歳~75歳未満の人は2割負担、75歳以上は1割負担と年齢によって負担割合が異なります。こちらの健康保険制度は、入院や手術も含めて広い範囲の治療で適用されます。

たとえ入院することになっても、一定の貯金があれば、差額ベット代等諸費用が発生しても支払いができるという算段から、生命保険は不要という意見があります。

公的な制度として高額療養費制度があるため

健康保険制度を利用して医療機関で支払いをしてもなお、一定金額以上の高額な支払いとなってしまった場合、定められた自己負担額を超える分は高額医療費制度を利用して払い戻しを受けることができます。

自己負担限度額は年齢や所得状況等により変わりますが、例えば、70歳未満の人で標準報酬月額が月額28万~50万の場合、自己負担限度額は8万,100円+(保険適用される診察費用の総額-26万7,000円)×1%という算出式で計算されます。

また、療養を受けた月以前の1年間に、3ヵ月以上高額療養費の支給を受けた場合、4ヵ月目から「多数該当」という区分になり、自己負担限度額は4万4,400円とさらに軽減されます。

高額医療費制度を利用して払い戻しを受ける場合、診療月から3か月以上期間が空くため、一時的とはいえ高額な支払いをすることが厳しいケースもあるかと思います。

そんな人には高額医療費貸付制度が用意されており、制度を利用すれば申請受付から2週間~3週間程度で、高額療養費支給見込額の8割相当額を無利子で借入することができます。このような制度が用意されているため、生命保険に加入する必要はないという意見もあります。

医療保険は高い年齢で加入すると保険料が高くなるため

高齢になるにつれて、病気になるリスクは増えていきますが、医療保険の場合、保険料も若い年齢の人に比べて高額になります。

高齢の人で一定金額の貯金ができている場合、わざわざ医療保険に入る必要はないという考え方もあります。

最低限入っておくべき保険とは?

公的制度により、生命保険に加入していなくても、いざという時の支払いはある程度はカバーできますが、もちろんカバーできない部分もあります。どのような保険に加入すればカバーすることができるのか、いくつか例をあげて紹介します。

医療保険

貯金があれば加入する必要はないという意見もありますが、裏を返せば貯金が心許ない人は加入すべき保険です。

オプションで、ガンになった場合に給付金が支払われるようにすることや、先進医療を受けることになった場合に、数千万円を保障してもらえるように備えることもできます。

安いプランだと、月額1,000円程度から加入できるプランもありるため、とくに貯金があまりない若い世代の人は、お守りとして医療保険に加入しておくと安心です。

死亡保険

一家の大黒柱として働いており、その人がもし死亡した場合に遺族の生活が不自由になることに備える保険です。例えば夫が働いており、妻が専業主婦で子どもがいる場合は、夫が死亡してしまうと、残された妻と子どもの生活や子どもの教育費が不足する危険性があります。

30代~50代の働き盛りの世代で親となっている人は、子どもがまだ小さい場合は加入しておく必要があります。

保険を選ぶ際の注意点

保険は加入することで日々の生活に安心感をもたらしてくれますが、むやみにいくつもの保険に加入していると、保険料の支払いが家計を圧迫して、保険貧乏になってしまいます。

自分が本当に必要と考える保険だけに加入できているか、定期的に確認することが大切です。

今の自分に合った保険に加入できているか

例えば、独身で一人暮らしをしている人や、子どもが社会人となり、あとは自分の生活のことだけ考えればよい状況となった親など、自分が亡くなっても生活に困る家族もいない場合は、手厚い死亡保険に加入する必要はありません。

自分のライフステージに変化があった場合は、その都度加入している保険の内容を見直し、その時々に適した保険にのみ加入するよう考えることが大切です。

保障の内容が重複していないか

例えば、医療保険とガン保険に加入しており、どちらにも先進医療特約を付加しているなど、保障の範囲が重複していないか注意する必要があります。

医療保険の場合、保険金の支払いは、要件を満たせば複数の保険から給付金を受け取ることは可能ですが、保険料が必要以上に高額になってしまいます。

新規の保険に加入することを検討している場合は、既存の保険と内容に重複がないか確認しておくと、保険料を最小限にとどめることができます。

まとめ

日本の公的な保険制度が充実していることなどを理由に、生命保険に加入する必要はないという意見もありますが、一方で、もしものことが起きてから保険に加入しておけばよかったと嘆いても取り返しがつきません。自分の現在のライフステージなど、置かれている環境をまずは冷静にとらえて、どこまでのリスクならいざという時も自分の貯金で対応することができて、どのようなリスクに備える必要があるのかを考えたうえで、上手に保険を活用してリスクを回避することが大切です。保険は安心をお金で買うようなものです。あまり心配になりすぎて保険貧乏にならないように、自分の財布と相談して、定期的に見直すことを心掛けてください。

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