赤ちゃんに必要な保険はなに?妊娠中に入るべき保険も紹介
生命保険は、不測の事態に備えて加入するものです。大切な赤ちゃんを守るために、赤ちゃんにも保険は必要なのかと疑問に思う人もいれば、すぐにでも入れてあげなければと思う人もいるでしょう。そこで今回は、赤ちゃんが生まれたとき、妊娠がわかったときに必要な生命保険について解説します。
赤ちゃんに必要な保険は3つ
赤ちゃんに必要な保険は、主に次の3つです。保険によって、赤ちゃんのうちから加入させる必要性やメリットは異なります。
死亡保険
生命保険の中でも死亡保険は、被保険者が死亡したり高度障害状態に陥ったりした場合に保険金を受け取れる制度です。現代は赤ちゃんの死亡リスクが低く、一般的には赤ちゃん自身が加入する必要性は低いとされています。
ただし、死亡保険は、長く加入することで月々の保険料を割安に抑えらるのです。いずれは死亡保険の加入を考えている場合は、保険料を割安に抑えるために赤ちゃんのうちに加入するのもひとつの方法でしょう。
また、生命保険の加入には「告知」が必要で、健康状態や既往歴が原因で加入できなくなるケースもあります。赤ちゃんであれば、健康状態や既往歴についてはほぼノーリスクで加入できる点もメリットといえるでしょう。
医療保険
医療保険は、病気やケガで治療を受ける際に、費用の負担を軽減するための保険です。赤ちゃんのうちは、自治体や各世帯で加入している健康保険で医療費については手厚い助成が受けられるので、医療費だけを考慮に入れるとあまり恩恵は感じられません。
とはいえ、治療に必要なのは診療報酬だけではなく、交通費・食事代などもろもろの費用がかかるうえ、助成では入院・通院に伴う出費は軽減できないのです。医療保険であれば、入院・通院に伴う費用も保険金として受け取れる商品が多くあります。
また、0歳の赤ちゃんは入院のリスクが高く、個室の場合の差額ベッド代などさらに追加で費用がかかるでしょう。入院時の出費に備えることを目的とするのであれば、医療保険に入るのもおすすめです。
学資保険
学資保険は、子どもの教育資金を貯めることを目的とした保険で、貯蓄型保険の一種です。学資保険は、契約時に定めた満期に保険金を受け取る方式となっており、死亡保険と同様年齢が低いうちに加入することで保険料が割安になります。できるだけ保険料を押さえて保障を受けたい場合は、赤ちゃんの時点で加入するのがおすすめです。
妊娠がわかったときに入るべき保険
ライフステージが変化したタイミングで保険への加入を検討する人も少なくありません。妊娠で家族が増えることがわかったときは、新しい生活に備えて保険を検討する人が多いタイミングです。ここでは、妊娠がわかったときにおすすめの保険を解説します。
保護者自身の生命保険
保護者本人の生命保険としておすすめできるのは、死亡保険です。妊娠がわかった時点で入る場合は、終身ではなく掛け捨てタイプがおすすめ。掛け捨ては満期や途中解約の返戻金はないものの、保険料が安く、少ない保険料で大きな保証を得られる傾向にあるため、これから物入りになる子育て世帯に適した保険といえます。
また、収入保障保険もおすすめです。定期型の死亡保険の一種で、被保険者が死亡もしくは所定の高度障害状態に該当した場合、満期まで保険金を受け取れます。残された家族への保障と考えると有効な選択肢のひとつです。
就業不能保険
就業不能保険は、ケガや病気などで働けなくなった際に毎月給付金が支払われる保険で、とくに自営業・フリーランスとして働く人におすすめです。サラリーマンの健康保険には傷病手当金がある一方で、自営業などの人が加入する国民健康保険には、働けなくなった際の手当などはありません。
国民健康保険に加入している場合は、就業不能保険で収入が途絶えたときのリカバリーを検討するとよいでしょう。
赤ちゃんが生命保険に入るときの注意点
生命保険への加入はメリットばかりではありません。ここでは、赤ちゃんが生命保険に入るときの注意点を解説します。
保険加入の目的を明確に
保険に加入する目的には、貯蓄と保障があります。保険に加入する際は、目的を明確にし、加入の要不要や保険の種類を決めましょう。
貯蓄を目的とする場合は、必ずしも赤ちゃんを保険に入れる必要はありません。とくに死亡保険については、赤ちゃんより大人のほうが死亡リスクは高く、死亡した際の経済的な影響も、大人が死亡した場合のほうが大きくなります。
貯蓄のためには、赤ちゃんではなく親が加入したほうが貯蓄の効果が高くなるでしょう。貯蓄目的であれば、赤ちゃんは死亡保険より学資保険などに加入させるほうがおすすめです。
保障内容が変更しにくい点に注意
赤ちゃんが保険に加入すると、長期間同じ保険に加入し続けることになります。同じ保険に加入し続けている間、新商品としてより時代に則した保険が登場する可能性もある一方で、加入済みの保険の保障内容はアップデートされません。
保障内容を切り替えたいと思ったら、解約して新しい保険に加入し直す必要があります。将来的に保障を見直すことも考慮すると、子どもがある程度大きくなってから保険に加入するのもひとつの方法です。
まとめ
死亡保険や医療保険には万が一の場合への備え、学資保険には貯蓄と、それぞれの保険には異なる役割があります。赤ちゃんを加入させると、早く入ることによるメリットがある一方で、リスクの低い保障にお金をかけることになり、費用対効果が低くなるケースもあるのです。
妊娠がわかったときや赤ちゃんが生まれたときは、赤ちゃんのために何かしてあげたいと焦るかもしれません。しかし、保険の加入を検討する際は一度立ち止まりましょう。保険に入る目的や効果をじっくり考えることで、赤ちゃんや家族のためのよりよい選択につながります。
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